「アンカリング効果」
営業経験のある人は一度は聞いたことあると思う。
もしくは、交渉の場によく立つ人は、基本的な手法として日々利用しているかもしれない。
アンカリング効果とは、
最初もしくは同時に提示された特定の特徴や数値(価格)、情報が印象に強く残ってしまい、意思決定や判断に影響をおよぼす傾向のことです。
(「アンカリング効果とは?現場での活用例で学ぼう | カイロスのマーケティングブログ」より抜粋)
ちなみに、アカデミックな内容が好きな人はこちらも参照▼
なんか分かりやすい例だと、抜粋元の記事にも書かれているけどが、値引きの際に値引き前の価格が書かれていると、それと比較してかなりお買い得と感じてしまう効果があったりするわけだ。
あとはよく交渉の場で用いられるのは、1万円で提示されているものを9000円まで値下げしたいと考えている場合(話を単純化しています)、9,000円と切り出すのではなく8,000円という金額をまずは出し、そこを交渉の基準値に持ってくるという方法。「落としどころを9,000円にしたいので、まずは8,000円で投げてみましょう」みたいな会話はよくされると思う。
子育てもアンカリング効果を活用せよ?!
というわけで、こういう心理テクニックを子育てに活用した例がある。数字を使うわけではないが、比較論として悪いシナリオを伝えることで、通常シナリオを良く見せようとする試みだ笑。
そう、最近騒がしているうちの息子は、歯磨きやお風呂が好きじゃない(というか好きな子供はいるのか?笑)。毎晩のように「そろそろ歯磨きするよー!」「やだ!もっと遊びたい!!」みたいな会話が繰り広げられている。もう一番イライラする瞬間の一つなのだw。
そこで、僕が妻と編み出した方法は、これだ。
まず前提として、パパは基本嫌がられるキャラ設定となっている笑。本当は嫌いじゃないんだけど(と思っている)、そういうキャラ設定。だから、息子の笑いながら「パパは嫌」という。そこで、歯磨きの時間になると、「さぁ、歯磨きするよー」とまずはぶつけてみる。まぁ、大概「えー、やだー」となる。(早速アンカリング始めてるよ、気づいてるかな?)。「早くするよー、パパが磨くよー」と悪いシナリオを見せる(くそ、ボクは「悪い」方なのか…)すると、「やだー、ママがやるー!」となるのだ。
つまり、【歯磨きが嫌】という状態から【”パパ”の歯磨きが嫌】に持っていくと、それと比較すると【”ママ”の歯磨き】はベターに感じる。それを利用して、今日も無事歯磨きをすぐに終わらせることができたわけである。いつもうまくいくとは限らないけど、圧倒的に可能性は高まる。(それより、パパの嫌われ設定をどうにかせい、という総ツッコミはやめてくれ)ぜひ皆さん、お試しあれ笑。
まぁ、とかなんとか、かっこつけて言ってるが、息子との交渉事はだいたい負けるけどね笑。
ボクと二人で通園する時、息子はいつも抱っこを要求する。でも、もう重いからいつも交渉だ。
「お腹痛いし抱っこして〜」
「郵便局から橋渡るまでならいいよ」
「分かった!」からの、、、郵便局までダーーーーーーッシユのやつ👇笑#今日の息子くん #みんなの通園の様子も気になる #OWNDAYS pic.twitter.com/uLbUqP7RuV
— 安田則之📪 経営企画室の担々麺Lover (@norrya) February 1, 2019
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