心を揺さぶられた話「何を買うかではなくて、誰から買うか」

先週 のとある日、1日に二度感動しました。

 

まず一つ目。

 

それは、家の近くの天丼屋に行って、

注文を終えて、

支払おうと思ったら、

 

財布がない!

 

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ダメ元で「現金だけですか?」と聞いたら、

 

「はい、現金だけです」との答え。。

 

そらそうや、だって、ここは街の天丼屋さん。

 

まさに個人事業主さんとして、家族経営をしているような天丼屋さん。

 

最悪スマホがあったので、EdyとかSuica、ましてやApple Payで!  って、払えたりするわけもないよね。

 

なので、

 

「本当にすみません、お金取りに帰ります」と伝えたら、

 

なんとおっちゃんが、

 

「いいよ、後でお金持ってきてくれたら」

 

「えっ、いいんですか!?」

 

と言いながらめっちゃ感動。

 

こんな対応はチェーン店ではありえないし、お客さんを信じるこの太っ腹感。

 

前々からたまに子供と行ったりしてた店ではあったのですが、

今回の件で、とても感動して、この店がもっと好きになりました。

 

昔はこういうのよくあったんやろうけど、なんか心が暖かくなりました。

 

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(この天丼はSNS映えしないなぁあ苦。でも、旨いんですっ。)

 

 

次の話。

 

僕には上京以来お世話になっているクリーニング屋さんがあります。

 

最近はめっきりスーツやワイシャツを仕事で着なくなったのですが、昔は金融機関に勤めていたこともあり、毎日必ずワイシャツを着ていました。

 

新入社員として、東京で勤務を始めた時からお世話になっている、

 

いわゆる「クリーニング屋のおっちゃん」。

 

社会人として東京に来てから、初めて住み始めた場所で、家族ができても同じところにずっと住み続けています。

なので、そのおっちゃんとは、10年近くの付き合い。

 

なんでそのおっちゃんの所に通い続けているかというと、

 

シャツ一枚でもマンションの宅配Boxに届けてくれるんです。

 

しかも、追加料金なしで。

 

平日は夜遅くになるから、出来上がっても取りに行けないし、週末は土曜日を逃すと、日曜日は閉店しているパターンが多いので、届けてくれるというサービスは本当に有難かったです。

 

しかも、追加料金なしで。

 

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 初めて利用した10年前から今まで、つまり僕が独身だった頃や、結婚した時、子供ができた時をそのおっちゃんは見てきてくれたわけなんです。

 

ある日僕がその店の前を横切った時、

 

「安田くん!」とそのおっちゃんが 、僕を呼び止めたんです。

 

そこで店に入って、話を聞くと

 

「今月で、店を閉めることにしたよ」とのこと。

 

「えぇぇ、そうなんですか!」と、少し寂しいというかなんか残念というか、心が揺れました。

 

下手したら、その辺の友人よりも、顔を合わせる頻度が高い(ほぼ毎週)人だったので、ちょっとなんか、センチメンタルになりました。

 

確かに、無料で宅配してくれるからそのおっちゃんに頼んでたけど、なんかこの店に行くべき、別の「感情」があったから、この店に通い続けてたんやろうなと感じました。

 

 

 

こういう「感情移入」、つまり

 

「何を買うかではなくて、誰から買うか」

 

がやっぱりこれからは重要なんやなぁと感じました。

 

あっ、気づいたら、どっちも、「おっちゃん」の話でしたね 笑。

 

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