来店は目的じゃなくて手段?

モノ消費じゃなくてコト消費    とよく耳にする。

 

たぶん、コト消費って言い換えると、心の満足を求めた購買 なんやろうなと思う。

 

モノを買うことがもはや目的じゃなくて、買ってどうするか、買うときにどうなりたいのか、どんなプロセスで買うのか。

 

例えば、正直、お店に行かなくていいんだったら、服は全てネットで買う。ブランドによってサイズ感がわかれば、たぶん店に行く必要もなくなると思う。だって、子供がいるとゆっくり見れないし、週末しかそもそも行ける時間ないし、試着するのも面倒やし。

 

だからこのツイート▼

 

小売業は素人ですが(あっ、何かの玄人ってわけでもないけどw)、多分お店に行く理由は、下に書いたようなその場でしか味わえないことがあるかどうかに限られて来る。

 

・店員さんなど誰かに会いに行く

・アドバイスが欲しい(服のコーディネートなど)

・デートや家族のお出かけなど時間の過ごす手段として

・そこでしか買えない商品がある、そこでしか味わえない体験がある。

 

 

そんなことを考えていると、先日NewsPicksでこの記事が目に止まった。

 

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一部記事を抜粋。

家具も食器も全て購入可能で、建築も自前の小売店をオープン

そんな風変わりなレストランを経営するのは、Roman and Williamsというニューヨークを拠点とするデザインスタジオだ。Ace Hotel NYやChicago Athletic Association、Facebookのカフェエリアスペースなどを手がけたことで知られている。

Roman and Williamsが、ニューヨークにオープンした店舗 Guild には LA MERCERIEというフレンチのレストランのほかに、EMILY THOMPSON FLOWERSというフラワーショップも入っている。

Guildの最大の特徴は、店舗内にある全てのものが購入できること。Roman and Williamsがデザインした家具や食器、彼らがセレクトしたさまざまな雑貨やアートが販売されているだけでなく、LA MERCERIEで食事が提供される際に使われる食器やテーブルやイスなども含めて、購入可能だ。

 

レストランなのに、店内にある食器や雑貨、家具などすべて購入可能だという店。ありそうだけどあまり多く聞かないコンセプト。これについて記事の中で、「可処分時間の奪い合い」という表現をしていて、おおそういうことかと思った。

 

まさに消費者といかに多くそして深く接点を持てるかが、これからの店舗を持つビジネスには重要な気がするし、その意味では、やっぱりSNSって必須だなーとつくづく思う。

お客さんと(例えば店舗のスタッフが)常に繋がっていて、実際に会っていなくても可処分時間をいただくことができる。そうすることで、いつの間にか深いコミュニケーションが取られ、自社または繋がっているある社員のことを想起してもらいやすくなる。

そうなると、来店動機として、その場所に行きたいとかその人に会いたい、というのが来店の動機になる。

 

  

こういうのもコト消費、つまり、モノを買うという手段を通じて得られる心の満足を求めた購買なのかなと、ふと思いました。

 

なんか偉そうに言いましたが、一消費者として思ったことをツラツラと書いてみました。僕も誰かから「会いにきました」と言われてみたいな笑。

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