4月ということで、新入社員らしき方々が町中に溢れているのを見て、昨日のブログでは、新入社員の時のことを思い出して書いてみた。
今日もちょっとそれに絡めた短めのブログをこのタイトルで書いてみる。
今更ながら言葉の大切さが身にしみる
最近、言葉で伝えることが圧倒的に増えた。毎日のブログはもちろん、TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSで色々と発信したり。はたまた、TripBizを代表してイベントで登壇したり、取材を受けてみたり。もちろんお客様やパートナー様との商談で、TripBizのことについて説明したり。さらには、TripBizのメンバーに対しても、どうやったら僕の考えに共感してもらえるかを考え、伝えていかなければならない。
TripBizは世の中に対して新しいコンセプトで、誰もまだうまく表現したことのないサービスだ。シェアリングエコノミーの先駆者であり代表的な存在であるAirbnbの認知度を借りながら説明するのは事実ではあるが、それを法人向け・ビジネスパーソン向けに特化することで得られる潜在価値を、伝わりやすい言葉にして、顧客(宿泊するゲスト)やパートナー(ホストや関連事業者)に伝えなければならない。
というわけで、毎日いろんな人にTripBizのこと、自分自身のことを伝え続けているわけだが、最近、「言葉」の大切さを身にしみて感じているのだ
僕自身、正直にいうと、学生時代を振り返っても国語が大嫌いだった(国語という科目と言葉の表現は別物かもやけど…)。わかりやすく言うと、数学、国語、理科、社会、英語の偏差値は60台だったけど、国語だけは50台前半。この傾向は小学校から高校まで続いた笑。そして、話がとても上手なわけでもなく、ボキャブラリーも少ない方だと自分自身では思っていた。
大学卒業後の銀行員時代は、稟議書や提案書などのために書くことが増えたものの(思い出すと懐かしい….そういえば社内の稟議書は英語だったなぁ。)、ある程度決まった単語を用いていたし、真新しい商品やサービスを扱っているわけではなかった。なので、「どうやったら理解してもらえるか、共感してもらえるか」ということに、そこまで時間をかけて考えることが少なかったと思う。
言葉の大切さを感じた二つのコト
今更ながら言葉の重要性に気づいたわけで、去年ブログを始めたり、数年前からNewsPicksでコメントを始めたりしたのもを、言葉・表現力を鍛えるためだったりする。今日はこんな 「今更ながら言葉の大切さが身にしみる」というタイトルでブログを書いているわけだが、そうした背景には以下の二つがある。
一つは、弊社オンデーズグループの代表。
何度か触れているが、TripBizは株式会社オンデーズが始めた新規事業。自社の出張事情と空き部屋問題、外国人観光客向け特有の民泊事情を踏まえ、始めたサービスだ。自社の自慢をするわけではないが、一読者として、そんなオンデーズの代表が描く、自社の再生物語が半端なく楽しい。ゴーストライターがいるんじゃないかと最初は疑ったほどの表現力で、読んでいてハラハラドキドキ、そして楽しい。これを読んで、すごく引き込まれた。こんな風に惹きつける言葉、文章ってすごいなって。
その物語はこちら▼
もしくはTwitterはこちら▼
再生物語の第30話を公開しました。台湾が上手く行ってようやくオンデーズが「普通の会社」になれるかもしれないという希望の光が差しこんだと思いきや・・・なかなか現実はドラマのようには上手くいかないのよね。https://t.co/tAft7xTPzk
— 田中 修治 OWNDAYS 社長 (@shuji7771) 2018年4月1日
この第一話は反響がすごくて、他のルートから僕の妻のFacebookにも流れてきたらしい。自分の会社の事なのに(まぁ、いうても僕は入社してから1年も経ってないわけだが…)、毎週日曜日の配信を楽しみにしている。
ちなみに、ブログも時々書いているので、シェアしておく。やっぱりこれも引き込まれる。読み易くスーッと頭に入ってくる。こんな風に人の目にとまるのも、やはり表現力であり使う言葉だったりする。
しかも内容もものすごく的を得ているし勉強になるので、多くの人の共感を得て、よくバズるんだ、これが。
もう一つは、どこかの大企業社長の棒読み挨拶
続いて二つ目の理由。それは、先日のこんなツイートに関係する。
大手企業の入社式の様子がニュースで流れていた。新入社員向けに祝辞を述べる社長が、誰か別の人が用意した原稿を棒読みしているのって、どうなの?って思った。やっぱり、社員としては、自分の言葉で思いを語る社長の方がついていきたいと思うんじゃないかな。
— 安田則之📪 経営企画室の担々麺Lover (@norrya) April 1, 2018
テレビで入社式のニュースが流れていた。超大手企業の入社式。自分も、TripBizという事業で責任ある立場になったことで、経営者が放つ言葉や表現に時々注目して見聞きしているのだが、今回は大変がっかりした。今の時代、貴重な新戦力、しかも新卒という未来のジェットエンジンになってくれる人たちが入ってきてくれたにもかかわらず、まるきり棒読み。しかも、明らかに誰かが書いたような感じで、自分の想いがこもっていない。
これじゃあ本当にがっかりだ。社員たちも別に社長のために入社したわけじゃないし、たまたま縁があり、自分が成し遂げたいことが見つかりそうな会社と出会い入社しただけだろう。でも、やっぱりその組織を支え、引っ張るのは社長だ。その社長が原稿を読むだけの挨拶はやっぱりやめてほしい。
外資系の銀行入社式の時、日本のカントリーマネージャーからの挨拶にはなんか心揺さぶられたものがあったのを僕は思い出す。身を引き締めて頑張ろうと思った記憶がある。やっぱり、経営陣から力強いメッセージがガツンと伝わると、気合が入るもんで、この会社を選んでよかったと思えたりする。
その入社式のニュース映像を見て、そんなことをつい先日思った。
とにかく書いてみる、話してみるしかない
想いを持つだけじゃなく、それをいかに表現できるか。
特にブログなどの文章の場合、言葉に表せられるか。
今更ながら、言葉の大切が身にしみる、今日この頃。
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