先日、ワコールさんがこんな新事業を発表されていましたね。
ワコールホールディングスの未来事業推進企画室に夜新しい事業で、 京都にある老朽化した建物や空き家を借りて改装し、観光客に泊まってもらう仕組みで、そこで得た宿泊料の一部を家賃として建物のオーナーに支払うとのこと。
このように今ある資産を活用するのは良いことですね。初めて京都に来る人も何度も来られたことがある人にも、街の中心地でホテルや旅館にはない「体験」をしてもらえるんじゃないかと思います。
新しい企業研修のカタチ ー インバウンド研修
観光客の方々をメインターゲットとされていると思いますが、実は、このような町家は、観光客向けの活用だけでなく、企業様にも活用いただけると私は考えています。
例えば、最近、海外現地法人を立ち上げ、エンジニア・プログラマーを現地採用するケースが増えていると思います。同じようなスキルを持った方々を日本で採用するよりも、人件費や間接費を抑えて、採用できるからですね。
そのような企業様がよく行っているのが、日本にある本社で1,2ヶ月間研修をするというもの。これは新しく入社した社員に対する基礎研修をしたり、既存社員のための定期研修をしたりと、海外から現地社員を日本本社に呼んで、数名、時には数十人規模で本社研修を行ったりする。
そんな時に、このような町家を活用できるんじゃないかと思うんです。
特に数名規模であれば、下記のようなメリットがあるはずです。
<企業研修による町家活用のメリット>
- みんなで過ごすことで、チームビルディングの一環になる。
- 町家に住むことで、本社がある日本のことをより知ってもらう。
- リビングなどの共有スペースを使って、会社の交流会などをアットホームな雰囲気でできる。
- プライバシーを確保(個室がある場合)しつつ、キッチンがあるので、宿泊代やその他滞在費のコストダウンにつながる。
- 観光客以外の顧客を取り込め、空き家のオーナーにとっては、リピートや長期利用など安定した新たな収益源となる。
実は、この活用方法は、実際に問い合わせのあった法人顧客様のアイデアでもあったりします。
やはり、私たちが気づかない価値の発見をお客様がしてくださる。みなさんの声をしっかり拾っていけるように、常に意識していきたいと思います。
ぜひ、いつかワコールさんとこんな話をしてみたいですね!
TripBiz
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